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いま挑戦したいこと–クロスワーカーで始める自宅で防災訓練

2021年1月20日
毎年9月1日は防災の日として、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし制定された啓発デーです。9月1日を含む1週間は防災週間として、さまざまな避難訓練が行われます。

けれど、寒い冬にこそ、避難訓練をしませんか?気候の良い秋では気がつかなかったことを発見できるかもしれません。

ワークオンは皆さまの健康を守るため、2021年の防寒対策、暑さ・熱中症対策、災害への防災対策に関する最新商品や、役立つ情報をご紹介し、クロスワーカーは働く皆さまの安全・安心・健康を守る製品を提供しています。今回はライフラインがすべて停止してしまった場合に備えて、家族全員で防災力を高める「自宅で防災訓練」についてご紹介します。

新型コロナウイルスの感染予防のために自宅で家族と過ごす機会が増えているかと思います。ぜひご家族で防災について考えてみてくださいね。

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大震災後、いつライフラインは回復するのか

地震や台風、大雪などによる大災害が発生すると電気や水道、ガスといったライフラインが停止し利用できなくなり、すぐに救援物資が届くとは限りません。実際に過去の大震災を例に、ライフラインが概ね回復するまでにかかる日数を見てみましょう。
過去の復旧にかかった日数によれば、電気が一番早く復旧し、次いで水道が、そしてガスが復旧しています。「内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定」でも、ライフラインの復旧目標は東日本大震災と同程度を想定しています。

冬に「電気・水道・ガスを使わない生活」を体験してみる

毎日使う電気・水道・ガス。ライフラインを一切使わない日を経験すると、事前に考えていた防災グッズだけで十分なのか、それとも不足しているのか、気がつくことができます。

週末の1日を、朝起きてから夜寝るまで、家族全員が一度もライフラインを使わずに過ごすには何が必要でしょうか?

冬は寒さに備える防災グッズ、夏には暑さに備える防災グッズも用意することになります。季節によって必要なものの量が変わってくるかもしれません。ご家庭によって必要なものや、その量は変わりますので、ライフラインを使わない日を家族で過ごし、災害には何がどれくらい必要なのか、生活に必要な備えを話し合ってみてください。

停電生活を、1週間過ごすには?

一番最初に復旧する電気でも、1週間程度は停電を覚悟しなくてはいけないかもしれません。ライフラインを使わない1日を過ごしてみると、この生活を1週間続けるイメージがつきやすいと思います。

<停電によって起こること>
  • スマホの充電ができず、部屋の明かりなどが付かない
  • エアコンや冷蔵庫、電磁調理器(IH)などの生活家電が使えない
  • 高層マンションや地域によっては停電に伴う断水が発生し、水洗トイレが利用できない

冬のいま、防災訓練をする意味は、防寒対策を考えることにもあります。エアコンの暖房を利用している家庭も多いと思いますが、真冬に停電が発生したら暖房はどうしますか?石油ストーブやカセットボンベ式ストーブなど、住宅事情に合わせて必要な暖房を検討してみてください。防災アルミブランケットや毛布、使い捨てカイロといった体温を逃さず温めてくれる便利グッズも、あればきっと役に立ちます。

冬に雪が降るなど寒さが厳しいエリアでは、灯油式の暖房器具や発電機を備えている家庭もあるかもしれません。なお、発電機にはガソリン式とカセットボンベ式がありますが、どちらも室内で使用すると一酸化炭素中毒で死亡するおそれがあります。必ず屋外で利用してください。

災害の状況を確認するために情報収集が不可欠です。スマホや携帯電話を使うためには、モバイルバッテリーを用意したり、乾電池式の充電器と災害用乾電池を用意すると安心です。電池はランタンなどの明かりにも使えるので、多めに備えておきましょう。

避難生活中に温かい食事を用意したいと思われる方も多いはず。カセットコンロを用意しておくと、お湯を沸かしたり、食事を温めることもできて便利です。

断水生活を、1週間過ごすには?

水道が復旧するまで24日かかるとしたら、どんな生活を想定しなければいけないでしょうか。

<断水によって起こること>
  • 飲料水・生活用水の不足
  • 水洗トイレが使えない
  • 入浴の制限

断水生活では、水は貴重です。給水所ができるまで、飲料水は1日ひとり3Lを目安に考えて、生活用水と分けて、どのくらいの量が必要になるのか確認します。その量にあわせて、水をもらうために必要な給水タンクや給水袋が用意しましょう。

また、簡易トイレやウェットティッシュなどの備えも必要です。水は貴重ですが、衛生面には気をつけなくてはいけません。特に寒い冬に慣れない避難生活で免疫力・抵抗力が下がり、口の中の汚れが原因で誤嚥性肺炎を引き起こしたり、病気にかかりやすくなります。避難生活の中でも口の中は綺麗に保ち、風呂やシャワーが使えなくても清潔に保つ工夫をしましょう。

ガス停止生活を、1ヶ月過ごすには?

災害時、ガスの復旧は一番最後です。1ヶ月以上ガスが使えない生活では、何を用意したらよいでしょうか。

<ガス停止によって起こること>
  • 入浴の制限
  • ガスコンロやガスストーブが使えない

ガスの停止生活は長くなることが想定されるため、カセットコンロを利用できるようにガスボンベを多く備蓄しておく必要があります。

ガスを利用して入浴している家庭では、長期間入浴が困難になるかもしれません。断水時と同様に、清潔を保つ工夫をしましょう。冬の寒さ対策としては、ガスストーブ以外の暖房器具もあると安心です。

「電気・水道・ガスを使わない生活」で、備蓄した食料を食べてみる

ライフラインを一切使わない日の食事は、備蓄した食料を試食してみましょう!

いま備蓄している食料の中から、賞味期限が近いものや、家族の味の好みに合っているか確認したいものを選びます。温められるものはカセットコンロを使ってみたり、皿にサランラップを巻いて洗い物が出ないようにしたり、ライフラインが使えないからこそ工夫できる試食会を開催すると、災害時の食事がイメージできると思います。

試食会をしてみると、アルファ米は白ごはんよりも味付きのごはんの方がいいな、乾パンは喉が渇くな、甘いお菓子も欲しくなるけど虫歯対策の歯磨きができるかな、といろいろと発見があると思います。家族それぞれの味の好みが分かったら、備蓄する食糧を選別して揃えてくださいね。

クロスワーカーでは災害対策に備えた製品の取り扱いを強化しています!

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