上品な印象があるため、ワークウェアの生地として採用されることがなかったコーデュロイ。昨年クロスワーカーが新しいワークウェアのかたちとしてコーデュロイを採用し、動きやすさを追求したブルゾン・ベスト・パンツを発表したところ、業界関係者から驚きの声が上がりました。

ただ、コーデュロイの歴史を紐解けば、もともとはフランスやイギリス、そしてアメリカの上流階級でカジュアルウェアとして愛用されていたため、ワークウェアに最適なんです。

クロスワーカーの別注コーデュロイは、作業着なのにこっくりとした光沢感がつくる、上品な華やかさが感じられます。ラフなブルゾンに、こなれ感のあるベスト、大人アイテムなパンツ。洗いをかけることでヴィンテージ風に仕上げたコーデュロイ素材で、着るたびに変化を楽しめます。タフで洗練された雰囲気が魅力の別注コーディロイ、セットアップにするとワンランク上の着こなしになります。

そもそもコーデュロイとは、綿横ビロード織りしたパイル織物の一つで、綿をビロード織りした「ベッチン」という生地と同じ織り方をしています。ただしベッチンは横ビロード織しているのに対し、コーデュロイは縦織で縦うねが特徴です。生地をパイル織にし、生地をカッティングしたら水で生地を揉み込んでウネを出します。さらにローラーで焼いて光沢を出したらコーデュロイの完成です。この光沢のおかげで、お値段以上に高見えするんです。

オールシーズン人気の定番大人カラー・キャメル。ベーシックで何にでも合わせやすいキャメルは、馴染みすぎると地味な印象になってしまいがち。でも、別注コーデュロイはきちんと主役になってくれます。キャメルのセットアップなら、インナーをホワイトやベージュで揃えて、ワントーンコーデにするのもおすすめです。優しげな印象になりますよ。

定番カラーを選びたいなら、ほどよい光沢感のあるネイビーを。コーデが綺麗めに仕上がります。